DPI 同期機能により、リモート デスクトップ マシンの DPI 設定とクライアント システムの DPI 設定が確実に一致します。

DPI 同期機能には次の要件があります。

クライアント システムが Retina ディスプレイを搭載している。

リモート デスクトップで、フル解像度モード([接続 > 解像度 > フル解像度])が選択されている。

複数のモニターを使用する場合は、システムの設定で Retina ディスプレイがプライマリのウィンドウに選択されている。複数のディスプレイを全画面表示モードにすることはできません。

Horizon 管理者は DPI 同期機能を無効にできます。

DPI 同期を無効にすると、ディスプレイ スケーリングが使用されます。ディスプレイ スケーリング機能は、リモート デスクトップを適切にスケーリングします。

DPI 同期機能を使用するときのヒントを、次に説明します。

クライアント システムで DPI 設定を変更しても、リモート デスクトップの DPI 設定が変わらない場合は、ログアウトしてから再度ログインして、クライアント システムの新しい DPI 設定を Horizon Client に認識させます。

DPI 設定が 100 パーセント以上になっているクライアント システムでリモート セッションを開始してから、100 パーセント以上の異なる DPI 設定になっている別のクライアント システムで同じセッションを使用する場合、2 番目のクライアント システムで DPI を同期するには、2 番目のクライアント システムでログアウトしてからリモート セッションに再度ログインします。

フル解像度モードでアクティブなリモート セッションに接続すると、Horizon Client により DPI 同期機能を有効にした場合に近い解像度に調整されますが、アイコンはそれほど明瞭には表示されません。アクティブなリモート セッションで通常の解像度からフル解像度モードに切り替えると、Horizon Client は解像度の変更を反映するために、ユーザーはリモート セッションからログオフすることを要求されます。

Retina ディスプレイ以外のコンピュータを使用してリモート セッションを開始し、そのあと Retina ディスプレイのコンピュータを使って同じセッションに接続しても、リモート セッションはユーザーがログオフするまで新しい DPI 設定に変更できません。