VMware Horizon Client for Mac について
VMware® Horizon™ Client for Mac を使用すると、Mac からリモート デスクトップや公開アプリケーションに接続し、使用することができます。
Horizon Client は、Mac クライアント システムの Dock に追加できます。
クライアント システムで macOS Mojave (10.14) が実行されている場合、リモート デスクトップや公開アプリケーション内でキーボードとマウスのパフォーマンスを最適な状態にするため、システムのアクセシビリティ機能へのアクセスを Horizon Client に許可する必要があります。
Horizon Client とサーバ間の接続でサーバ証明書が確認されます。証明書は、デジタル形式の識別情報で、パスポートや運転免許証のような役割を果たします。サーバに正常に接続するために、Horizon Client で証明書確認モードを設定するようにシステム管理者から指示される場合があります。企業によっては、管理者が証明書確認モードを設定し、ユーザーが Horizon Client で変更できないようにしている場合があります。
スマート カードの証明書を選択するための Horizon Client の構成
また、サーバの接続時に、ローカル証明書またはスマート カード上の証明書を選択するように Horizon Client を構成することもできます。この設定を行わない場合は、証明書を手動で選択する必要があります。
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、サーバ名を指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要があります。
ログオフせずにリモート デスクトップから切断すると、リモート デスクトップ内のアプリケーションは開いたままになります。サーバから切断し、公開アプリケーションを実行したままにすることもできます。
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの使用が完了したら、サーバから切断できます。
クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブへのアクセス共有
クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムのフォルダとドライブをリモート デスクトップや公開アプリケーションと共有できます。
Horizon 管理者は、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの内部でクリックした URL リンクをローカル クライアント システムのデフォルト ブラウザで開くように設定できます。URL のリンク先は、Web ページ、電話番号、メール アドレスなどである場合があります。この機能は、URL コンテンツ リダイレクトと呼ばれます。
最近使用したリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開く
Horizon Client で、最近使用したリモート デスクトップと公開アプリケーションを開くことができます。
サーバ、デスクトップおよびアプリケーションの接続に Touch Bar を活用する
Mac に Touch Bar が搭載されている場合は、Touch Bar でサーバの追加、サーバからの切断、または最近使用したリモートのデスクトップや公開アプリケーションへの接続が行えます。この機能には、macOS Sierra (10.12) 以降が必要です。
サーバ ユーザー名およびドメインを記憶しないよう Horizon Client を構成
デフォルトでは、サーバにログインするときに Horizon Client が、入力されたユーザー名とドメインを保存します。セキュリティを強化する目的で、サーバのユーザー名とドメインを記憶しないように Horizon Client を構成することもできます。
VMware Horizon Client ウィンドウを非表示にする
VMware Horizon Client ウィンドウは、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開いた後に非表示にできます。
初めてサーバに接続した後、次に Horizon Client を開始すると、Horizon Client はそのサーバに自動的に接続します。
サーバに接続したときに特定のリモート デスクトップが開くようにサーバを構成できます。特定の公開アプリケーションが開くようにサーバを構成することはできません。
サーバに接続すると、そのサーバで使用可能なリモート デスクトップと公開アプリケーションがデスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウに表示されます。ウィンドウに入力して、特定のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを検索できます。
お気に入りのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの選択
お気に入りのリモート デスクトップや公開アプリケーションを選択できます。お気に入りの項目のショートカットは、[お気に入り] タブに星アイコンで表示されます。サーバからログオフした後でも、お気に入りの項目は保存されます。
リモート デスクトップに接続している場合は、別のリモート デスクトップに切り替えることができます。また、リモート デスクトップに接続している間は、公開アプリケーションに接続することもできます。
リモート デスクトップや公開アプリケーションに Touch Bar を活用する
Touch Bar を使用して、リモート デスクトップや公開アプリケーションと通信できます。
サーバ、リモート デスクトップ、および公開アプリケーションのショートカットの順序を変更することができます。
サーバ、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのショートカットや URI (Uniform Resource Identifier) をドラッグできます。
サーバに接続すると、サーバのショートカットが Horizon Client のホーム ウィンドウに保存されます。
デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにコピー アンド ペーストを行うことができます。リモート デスクトップや公開アプリケーションからクライアント システムにコピー アンド ペーストを行うこともできます。また、2 つのリモート デスクトップまたは公開アプリケーション間でもコピー アンド ペーストが可能です。ただし、Horizon 管理者がこれらの機能を有効にしている必要があります。
Horizon 管理者が行った設定により、ドラッグ アンド ドロップ機能の動作が異なります。
VMware Integrated Printing 機能を使用すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションから、ネットワーク プリンタまたはローカル接続のプリンタで印刷することができます。
USB リダイレクト機能を使用すると、小型のフラッシュ ドライブなど、ローカルで接続された USB デバイスをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。
Mac の多くの機能が公開アプリケーションで使用できます。
キーボード ショートカット マッピングを作成して、リモート デスクトップと公開アプリケーションでの Apple キーボード ショートカットの解釈をカスタマイズできます。
リモート デスクトップに接続すると、クライアント システムのキーボード入力ソース言語がリモート デスクトップで同期されます。
Horizon Client マウス ショートカット マッピングの変更
リモート デスクトップおよび公開アプリケーションに右クリックおよび中クリックを送信するよう、単一ボタンの Apple マウスを構成できます。デフォルトのマウス ショートカット マッピングは、変更できます。また、有効にしたり無効にしたりできます。マウス ショートカット マッピングを作成したり、デフォルトのマウス ショートカット マッピングを削除したりすることはできません。
Windows のアクションに対する Horizon Client ショートカットの変更
Horizon Client には、一般的な Windows のアクション(フル画面に切り替え、終了、アプリケーションを非表示にする、ウィンドウのサイクル処理、ウィンドウのサイクル処理を反転など)について、ショートカット マッピングが事前構成されています。排他モードの切り替えについてもショートカット マッピングが事前構成されています。デフォルトのショートカットは、有効にすることも無効にすることもできます。ショートカットを作成したり、デフォルトのショートカットを削除したりすることはできません。
VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用すると、リモート デスクトップを複数のモニターに拡大できます。Retina Display の Mac であれば、リモート デスクトップをフル解像度で表示できます。
Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用
リアルタイム オーディオビデオ機能を使用すれば、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションでローカル クライアント システムの Web カメラまたはマイクを使用できます。リアルタイム オーディオビデオは、標準の会議アプリケーションやブラウザ ベースのビデオ アプリケーションと互換性があります。標準の Web カメラ、オーディオ USB デバイス、アナログ オーディオ入力をサポートします。
セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。この方法で共有されているリモート デスクトップ セッションは、共同作業セッションといいます。別のユーザーとセッションを共有するユーザーは、セッション所有者といいます。共有セッションに参加するユーザーはセッション共同作業者といいます。
起動するときに毎回アップデートを確認し、インストールするように Horizon Client を構成できます。手動でアップデートを確認してインストールすることもできます。
Horizon Client の大部分の問題は、リモート デスクトップや公開アプリケーションをリセットするか、Horizon Client を再インストールすると解決できます。
はじめに
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションにログインして接続する前に、社内のシステム管理者がユーザー アカウントを設定する必要があります。Horizon Client からサーバ名とドメインを求められた場合は、システム管理者に入力するサーバ名と選択するドメインを問い合わせてください。
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、サーバ名を指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要があります。
Horizon Client は、Mac クライアント システムの Dock に追加できます。